こんにちは。Liberta整体院の河内です。
毎日デスクに向かい、気がつけば肩や首がガチガチ…。
「最近、疲れが取れにくくなった」「頭痛まで出てきた」とご相談を受けることが非常に増えています。
なぜ肩・首こりが慢性化するのか?〜現代人に多い5つの根本原因〜
①【頭の重さを首・肩が常に支えている】
頭の重さは成人で約4〜6kg(ボーリング球と同じ)あります。
理想的な姿勢では背骨が頭を垂直に支えていますが、デスクワーク中は**頭が前に出た“ストレートネック姿勢”**になりがち。
頭が2〜3cm前に出るごとに、首・肩への負荷は2倍、3倍に増えるとも言われています。
つまり、「普通に座っているだけでも、首と肩が常に踏ん張っている」状態なのです。
②【呼吸の浅さと肩まわりの緊張】
パソコン作業中は無意識に呼吸が浅くなり、胸式呼吸(肩を上下させる呼吸)になりがちです。
この時、肩甲挙筋・僧帽筋上部・胸鎖乳突筋などの首や肩の筋肉が過活動になり、こりの原因に。
本来は呼吸補助程度の筋肉が、1日何千回と働かされ、結果として疲労と硬直が蓄積していきます。
③【長時間座位で肩甲骨と肋骨が固定化】
背中を丸めた姿勢では、肩甲骨の可動域が極端に制限されます。
さらに、肋骨も動かなくなる=呼吸が浅くなる悪循環に。
肩甲骨が動かないと、背中〜首〜肩の筋肉が代償的に緊張し、常に「引っ張られる」ストレスが発生します。
④【深層筋(インナーマッスル)の機能低下】
体幹や肩甲骨周囲のインナーマッスルが弱くなると、体を支える役割が果たせなくなり、代わりに表層筋が過剰に働きます。
特に首・肩こりに関連するのは以下の筋肉:
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頸長筋(けいちょうきん)
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前鋸筋(ぜんきょきん)
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菱形筋(りょうけいきん)
これらがうまく働かないことで、姿勢が崩れ、こりの再発を招きやすくなります。
⑤【自律神経のアンバランス】
長時間の集中やストレスにより、交感神経が過剰に優位になると、血流が低下して筋肉が酸欠状態に。
これは「トリガーポイント」と呼ばれる痛みの元を作り、押しても治らない慢性こりへと発展します。
なぜ整体で改善するのか?〜対症療法ではない根本アプローチ〜
一般的なマッサージや湿布などは「一時的に緩める」対症療法です。
当院の整体では、こりを再発させない身体をつくることを目的とした【根本アプローチ】を行っています。
🔹 1. 姿勢・動作の評価で「本当の原因」を特定
例えば「右肩がこる」場合でも、実は骨盤の歪みや足の体重バランスが原因になっていることも。
全身を見て評価することで、局所だけを見て終わらない本質的な原因特定が可能になります。
🔹 2. 筋膜リリース&関節調整で可動域を回復
筋膜とは筋肉を包む膜で、柔軟性と滑走性が必要です。
デスクワーク姿勢で癒着してしまった筋膜をリリースし、肩甲骨・頸椎・肋骨など本来の動きを取り戻します。
加えて、**肩関節や胸郭の“関節モビリゼーション”**を行い、全身が連動して動く状態に戻します。
🔹 3. 神経系アプローチで“正しく動ける体”を再教育
筋肉を緩めるだけではなく、「正しい動きを脳に再学習させる」ことが再発予防には不可欠。
当院では以下のようなアプローチを用います:
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神経筋再教育(Neuromuscular Reeducation)
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PNF(固有受容性神経筋促通法)
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呼吸と連動させた体幹トレーニング
これにより、普段の姿勢や動作でも“こらない体”が自然に維持できるようになります。
🔹 4. 生活習慣&セルフケアの指導
施術後、姿勢が戻っても、また同じ使い方をしていては再発します。
あなたの職種やライフスタイルに合わせた、自宅・職場でできる簡単セルフケアや環境改善も具体的にアドバイスします。
肩・首こりは、「年だから」「体質だから」ではなく、“使い方”と“ケアの仕方”を変えるだけで十分に改善可能です。
ちゃんと見てもらえて、根本から改善できるなら行ってみたい。
そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。
カウンセリングでは「何が原因か」「どうすればよくなるか」を丁寧にご説明します。