こんにちは。Liberta整体院 院長の河内です。
「最近、歩くたびに股関節が痛くてつらい….」
「立ち上がりや動き始めに股関節が痛い….」
「整形外科では“加齢によるものですね”と言われたけど、それだけじゃ納得できない」
「手術まではしたくない。でもこのままだと歩けなくなるか….」
股関節の痛みというと、すぐに思い浮かぶのが変形性股関節症。確かに、加齢や骨の変形が原因のケースもあります。しかし、実際には「レントゲンに異常が見られないのに痛い」「手術しても痛みが残る」といったことも少なくありません。
そういったケースで、当院が注目しているのが―腎臓と神経の関係です。
実は、腎臓の疲れが“神経の働き”に影響を与え、それが股関節痛を引き起こしていることがあります。
*腎臓と“腰神経叢(ようしんけいそう)”の意外なつながり
まず、「腰神経叢(ようしんけいそう)」という言葉を初めて聞く方も多いと思います。
これは、背骨の腰のあたり(腰椎1~腰椎4)から出ている神経の束のことで、そこから枝分かれして、
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大腿神経(太ももの前側の筋肉をコントロール)
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閉鎖神経(股関節内側の筋肉に関与)
など、下半身を支える重要な神経が出ています。
ここで注目したいのが、「腎臓は、ちょうどこの腰神経叢のすぐそばにある」という事実です。
腎臓は背中の奥、肋骨の下あたりに左右1つずつある臓器ですが、そのすぐ後ろに腰椎があり、そこから神経が伸びています。つまり、腎臓の機能が落ちたり、疲労がたまったりすると、その近くを走る神経にも影響を与えることがあります。
*腎臓が疲れると、神経の伝達にトラブルが起こる?
慢性的なストレス、食生活の乱れ、冷え、水分不足―こういった要因で腎臓が疲れてくると、血流が悪くなり、腎臓そのものが“硬く”なってり、位置変異を起こすことがあります。
このとき、腎臓のすぐそばを走る腰神経叢が圧迫・刺激されることで、以下のような神経的トラブルが起こることがあるのです。
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筋肉にうまく命令が伝わらず、股関節周りの筋力が低下
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股関節の安定性が落ちて、動かすたびに痛みが出る
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神経過敏により、ちょっとした動作でも痛みを感じやすくなる
腎臓の疲労が神経を通して“筋肉の機能低下”を引き起こし、それが股関節への負担を増大させます。
*「変形が痛みの原因」とは限らない
でも、私は整形外科で“関節が変形しています”って言われた。
そう思われるかもしれません。
たしかに、加齢による変形性股関節症はよくある診断名です。
しかし、レントゲンで変形があっても、痛みがまったくない人もいれば、ほとんど変形がないのに痛みが強い人もいます。
これは、“関節の変形=痛みの原因”とは限らないことを意味しています。
その痛み、もしかしたら「神経」がうまく働いていないサインかもしれません。
*当院での施術方法
当院では、以下の3つのアプローチを組み合わせて施術を行います。
・カイロプラクティック
背骨や骨盤の歪みを調整し、神経伝達の流れを整える施術法です。
特に腰椎(腰の骨)のねじれやゆがみは、神経の圧迫に直結します。的確にアジャストし、神経の働きを正常に戻していきます。
・内臓循環整体
腎臓や肝臓、小腸などの内臓は、筋膜を通じて全身とつながっています。
腎臓の硬さや位置のズレをソフトな手技で調整し、内臓の循環や動きを改善することで、周囲の神経や筋肉への影響を減らします。
・オステオパシー
体全体の構造と機能を診て、骨格・筋肉・神経・内臓のつながりを回復させる施術です。
オステオパシーでは、腎臓の“動き”を回復させることで、神経圧迫を間接的に軽減し、自己治癒力を引き出すことを重視しています。
「変形してるから仕方ない」「年だからもう改善しない」と思っていませんか?
でも、本当の原因が「腎臓の疲労による神経伝達の不具合」であるなら、そこにしっかりアプローチすることで、股関節痛は改善する可能性が十分にあります。
当院では、表面的な痛みだけでなく、「なぜ股関節に負担がかかってしまったのか」という根本原因に対して、カイロプラクティック・内臓整体・オステオパシーを組み合わせて包括的に施術を行います。
あなたの体には、本来治る力が備わっています。
その力を引き出すのが、私たちの役割です。