こんにちは。Liberta整体院の河内です。
「最近、疲れが取れない」「寝てもスッキリしない」「やる気が出ない」そんな声を、当院にはよくいただきます。
実はこのような不調、自律神経の乱れが関係している可能性が非常に高いです。
「自律神経ってよく聞くけど、結局何がどうなってるの?」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
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自律神経の役割
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乱れの原因
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だるさとの関係
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整体による自然な改善法
について、鍼灸師の視点からわかりやすくご紹介します。
【1】自律神経って何をしているの?
自律神経とは、私たちが意識せずに働いてくれている生命維持の司令塔のようなものです。
主に以下の2つの神経から構成されています。
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交感神経:日中や活動しているときに活発になる神経(「戦う・逃げる」モード)
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副交感神経:リラックスしているときや、睡眠中に優位になる神経(「休む・回復」モード)
この2つがシーソーのようにバランスよく働いていれば、私たちは健康に過ごせます。
しかし、どちらかが過剰、または機能低下すると、心身に不調が現れてきます。
【2】なぜ自律神経が乱れるのか?主な原因
現代人は、以下のような原因で自律神経を乱しやすくなっています。
・内臓の位置のズレや機能低下
自律神経は内臓の働きそのものとも深く関係しています。
・ストレス過多(仕事・人間関係)
慢性的な緊張状態が交感神経を刺激しすぎて、リラックスできなくなります。
・生活リズムの乱れ
夜更かし・朝寝坊・スマホのブルーライトなどが、自然な副交感神経の働きを妨げます。
・食生活の乱れ
糖質やカフェインの取りすぎ、栄養バランスの乱れが神経を過剰に興奮させ、バランスを崩します。
・運動不足
筋肉のポンプ作用が弱まり、血流や自律神経にも悪影響を及ぼします。
・季節の変わり目・気圧の変化
外的な要因も、自律神経の働きを大きく左右します。
【3】自律神経が乱れると体にどう影響するのか?
乱れが続くと、以下のような「不定愁訴(原因不明の不調)」が現れます。
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常に体がだるい・重い
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頭がぼーっとする
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胃腸の調子が悪い
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肩こりや首こりがつらい
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イライラ・不安・うつっぽさ
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寝ても疲れが取れない
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朝スッキリ起きられない
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動悸や息苦しさ
これらは病院で検査しても「異常なし」と言われることが多いため、見過ごされがちです。
ですが、体のサインを無視してはいけません。
【4】Liberta整体院での改善方法
当院では、主に「胸椎」「内臓」「頚神経」を整えていきます。
具体的には
・胸椎のモビリゼーション(可動性調整)
胸椎(きょうつい)は背骨のちょうど中央、肋骨と連動している12個の骨のことです。この胸椎の可動性が悪くなると、自律神経に大きな影響を及ぼします。
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胸椎からは交感神経幹が分岐して全身へ広がっています
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特にT1〜T5は心臓・肺・自律神経中枢と密接なつながりがあります
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胸椎の動きが硬くなることで、自律神経のスイッチがうまく切り替わらなくなり、結果的に「だるい」「休まらない」体になります
**胸椎のモビリゼーション(可動性調整)**を行うことで、交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経の働きを促進するアプローチをしています
・頚神経
頚神経(けいしんけい)は、首の骨から出て頭部・顔面・上半身に分布する神経です。ここが硬くなっていたり、圧迫されていたりすると、脳幹(自律神経の司令塔)に正確な情報が届きにくくなります。
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頚椎1〜3番:自律神経調節と特に関係深い
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頚椎5〜7番:肩〜腕の筋肉・血流に影響 → 血行不良・冷え・だるさ
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後頭下筋群の緊張:**迷走神経(副交感神経)**の働きを妨げる
頚椎調整で神経圧迫を緩和し、脳〜身体の情報伝達を正常化していきます。
・内臓整体
自律神経は内臓の働きそのものとも深く関係しています。
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ストレス → 胃腸の動き低下
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自律神経の乱れ → 呼吸・肝機能・腸の蠕動運動にも悪影響
腹部や肋骨周囲をやさしく触れる手技で、内臓の位置や動きを回復させることで、神経系・血流・リンパの流れを促進する方法です。
特に当院では、
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肝臓・横隔膜のリリース
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腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポート
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胃下垂や腹圧の調整
などを行い、「胃が重い」「息が浅い」「食欲がない」といった内臓由来の不調にも対応しています。
【まとめ】
「なんとなくだるい」「原因不明の不調が続いている」
それは**体からの“サイン”**かもしれません。
一時的な対症療法ではなく、根本から整えるケアを始めませんか?
自律神経の乱れは、放っておくと慢性化しますが、整体と生活習慣の見直しで、身体は本来のリズムを取り戻せます。
気になる方は、HPの「ご予約・お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください。